一度でも事故を起こしてしまうと、このまま乗り続けても大丈夫かと不安になるかもしれません。
もちろん軽い事故によって少し擦り傷が付いた程度では何も問題はないでしょう。
ですが修復歴が付くような大きな事故の場合には、これから先どれくらい走ることができるのかわかりません。
修理はおこなった方が良いのか、もし手放すとしたらそのタイミングはいつなのか迷うところでもあります。
事故車の走れる寿命ってどれくらい?
事故車になったからと言ってすぐにダメになるとは言えないのが現状です。
損傷の程度や修理方法にも大きく左右されますので、一概にあと何年とか何キロと言うのは難しいでしょう。
自分で事故を起こしたしまった場合には、どこにどの程度の損傷を受けたか知っていますが、事故車
を購入した場合には本当のところがわからない場合があります。
整備記録が残っていたり、前のオーナーを知っていたりすれば別ですが、実際には詳細が不明といったケースも少なくありません。
いくら修理が完了していても、きちんと修理されていないと後々になって問題が発生します。
もし損傷個所の見落としがあった場合、走行距離が増えるにしたがって損傷がひどくなる可能性があります。
業者の中には承知していながら完全に修理をしない会社があるのも事実です。
逆にしっかりと直された車では、ほぼ元の状態に近いレベルまで戻っていると考えられます。
超良心的な業者が予防的な処置をおこなっていたとすれば、寿命の長い車に仕上がっているはずですが実際にはないでしょう。
修理の必要性と手放すタイミング
事故車はその破損状況によって、見切りをつけなければいけないときがあります。
修理して乗り続ける?
いい加減に修理されてしまった車は直しきれていない部分がまだ残っており、それが原因で不具合が発生します。
損傷がひどい部分だけを修正しても、しばらく経つと今度は他の部分に問題が出るといった状態が続き”いたちごっこ”になってしまうのです。
そうこうしているうちに、部品を変えたけれど改善されないといった事態に陥ります。
足回りがその典型的な例で、乗り心地が明らかに変わってしまう場合があるのです。
フレームについても同様で一度損傷を受けていると修理が難しく、きしみ音や水の侵入などの弊害があらわれます。
最近では乗用車のほとんどがモノコック構造になっており、フレーム修理をしても事故車には歪みが残っている!?現実の問題は?でも説明していますが、直接損傷のない部分にも影響が及んでしまうことがあります。
ですから最終的にはこれらの症状(不具合)があったとしても、納得できるかできないかで判断するしかありません。
手放すタイミング
では手放すならいつが良いかとなると、修理業者に直せないと言われたら間違いなく手放すタイミングでしょう。
当たり前のことですがプロの判断には従うのがベストで、どんなに直したくても直せない症状があるのも事実です。現実を受け入れてムダな出費は避けるべきです。
もちろんいくつかの業者に修理が可能か訊いてみることも必要でしょうが、さじを投げられてしまったら”なすすべ”がありません。
仮に直せると言われでも、どれくらいの費用が掛かって支払いがどうなるか考えておく必要があります。
また、年式や走行距離も考慮しましょう。古くなっても15万キロ、20万キロ走ることは可能ですが、それには想像以上に維持費がかかるものです。
ですから、維持するのが負担に感じたら替え時かもしれません。
予算に余裕があって、ボロボロになるまで乗り続けるのであればそれも良いでしょうが、そこまでして維持していくのは現実的ではありません。
自分の中でここまでと割り切ってしまうことも大切で、そうしないと無駄にお金ばかり使うことになります。
どこに売却すべきか?
少しでも高い金額で買い取ってもらうためには、事故車専門の買取業者に見積もりを依頼するのが正解でしょう。
事故をおこした車(修復歴車)の査定は予想以上に大きく下がってしまいます。
査定額は専門の買取業者がもっとも高額で、車種や年式によっては予想以上の価格になります。それに一般の買取店やディーラーではどうしても敬遠されがちなのが事故車です。
ですので、売却するのであれば何社か見積もりを取った上で、納得できる業者に売却するようにします。
一社だけでは適正な買取価格はわかりませんからおすすめの事故車買取業者をランキング!絶対お得な見積り査定にあるベスト3くらいは問い合わせてみてください。
こうすることで納得できる金額を提示してもらえる可能性がずっと高くなります。
まとめ
いくら愛着のある車と言えども、不具合が直らないと困ってしまいますよね。
ですから、どうしても直らない時には割り切ることも大切で、手放す決断しないといつまでも同じことを繰り返すようになってしまいます。
このような状態では、本来もっと楽しめるはずのカーライフを捨てているようなものです。
お金だけでなく、あなたの大切な時間まで失わないように気を付けてください。