もし事故を起こしてしまって、自走できなくなったらどうしますか?
車を運転している限り誰にも事故に遭う可能性がありますが、普段は特別に意識していないと思います。
ですが万が一の事を考えると、あらかじめ調べておいた方が良いことがたくさんあります。
例えばレッカーの依頼についても同じです。誰がどうやって手配をするのが最も良いかを知っておきたいものです。
レッカーは警察が手配すると有料?
もしもの時、車が動かなくなってしまったらロードサービスに連絡してレッカーに来てもらいます。
では、誰が呼ぶのが良いのでしょうか?
最も良いのは「あなた」が自分で手配することです。もちろん連絡をできない状態にあった場合には、警察が連絡してくれることもあります。
ただし、この場合は警察と提携している業者になります。
さらに警察に呼んでもらう場合には後で説明しますが、費用支払いの問題が発生する可能性が出てきます。
つまり有料になってしまうわけです。
そのレッカー費用ですがいくら位かかるのか、例としてJAFの場合を見てみましょう。
レッカー代金 | ||
項目 | 会員 | 非会員 |
基本料金(8時~20時) | 無料 | 8,230円 |
(20時~8時) | 無料 | 10,290円 |
作業料金 | 無料 | 4,690円~9,300円 |
牽引料金(15㎞まで) | 無料 | 720円/㎞ |
(15㎞超過) | 720円/㎞ | 720円/㎞ |
これはあくまでも標準の料金ですので、状況によってはこの他に追加料金を請求されることがあります。
もし警察で呼んでもらった場合には業者からの請求額によってはこれ以上の高額になる事もあり、その支払いがあなたに回ってきます。
実際にこんな例もあるようですので紹介しておきます。
事故現場からレッカー会社まで7から8km
請求書には、
基本料金33600円
搬送料金8.3km×600 4980円
ウインチ5000円
増員6000円
安全対策3000円引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1455238614
金額だけ見ると基本料金がずいぶんと高いものになっていますね。JAFと比較しても明らかに割高で高額です。
これはあくまでも一例ですが、警察と提携している業者の規定ですので、依頼したからには払わないわけにはいきません。ですがあまりにも高額になってしまったら納得いかないのではないでしょうか。
それが嫌であれば、自分で依頼した方が良いということになります。
自分で手配したら無料になるか?
では自分でレッカーを呼んだ場合はどうでしょうか?
もしあなたの加入している任意保険でロードサービスを受ける事ができるのであれば、多くの場合が無料のサービスになります。
ただし、ここで注意しておきたいのが保険会社による規定です。例えば無料になる範囲が事故現場まで35㎞のこともあれば、もっと多い場合もあったりして保険会社ごとに条件が異なります。
保険会社別比較 | |||
保険会社 | 無料距離 | 修理工場 | サービス |
アクサダイレクト | 35㎞ | 指定 | 24時間365日 |
ソニー損保 | 150㎞ | 自由 | 24時間365日 |
三井ダイレクト損保 | 対応可能地域 | 指定 | 24時間365日 |
三井住友海上 | 500㎞ | 指定 | 24時間365日 |
損保ジャパン日本興亜 | 無制限 | 指定 | 24時間365日 |
チューリッヒ保険 | 100㎞ | 自由 | 24時間365日 |
修理工場にしても保険会社指定でなければいけない場合には、それ以外の工場で対応すると費用が発生することがあります。
これらの細かな条件については、保険会社や代理店に問い合わせて明確にしておくことが大切です。
警察に呼んでもらったレッカー代については、必ずしもあなたが負担しなくても良い場合があります。つまりは保険会社が負担してくれることがあるのです。
ただしすべての保険会社で可能かと言えばそうではありませんので、この点も事前に確認しておく事をお勧めします。
ほとんどの場合は自分で手配をすることで無料になる事が多いの現状ですから、いざという時に困らないようにしておきましょう。
レッカー代を補う方法を考える
ここまで費用について見てきましたがレッカーは「警察に手配してもらい、事故負担する」「警察に手配してしてもらい、後で保険会社に請求する」または「自分で連絡して任意保険でまかなう」のどれかになるのが一般的です。
その他にも費用をカバーする方法があるのです。その一つに車両保険を使う方法がありますが、本当にできるの?と思いますよね。
保険会社によってはロードサービスを受けた時の費用を車両保険で補償してくれるもや、他の特約でカバーしてくれることがあります。
僕も必要なものだけにしておきます。
特約にも実に多くの種類があり、会社によっては10数種類もあるのです。経済的に余裕があれば多くの特約に加入することができますが、現実には難しいと思います。
ですからこれらの中から必要な保障を付けるようにしておけば安心です。
まとめ
車を運転するからには、事故はいつ何が起こるかわかりません。
ですので万が一のときのためにシミュレーションをしておくことも必要で、少なくとも救急、警察、保険についてはちゃんと対応できるようにしておくのがドライバーの義務ではないでしょうか。
そうすることで、いざという時に困らないようにしておけば安心ですね。
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