事故車となってしまった車の価値を判断するのはとても難しいものです。
高額な修理費用をかけてきちんと直してあっても、ディーラーの査定ではがっかりするような金額だったといった経験をされた方もいらっしゃるでしょう。
まだまだ価値があると思っていても、現実には大きな金額の差が生じることが少なくありません。
では事故車の評価や下取りをディーラーでするのはダメなのか？、買取専門業者であれば本当にお得なのでしょうか？
事故車の評価ランクとは？
あなたは事故車がどのように評価されているのかご存じでしょうか？
中古車は程度や走行距離などによって細かくランク分けされているのです。
それに基づいて査定がおこなわれ価格が決定していますので、あなたの車の状態が良ければ当然のように高評価されます。
| 評価基準 | ||
| 評価 | 走行距離 | 程度 |
| S | 10,000km未満 | 登録1年未満で、ほぼ無傷無修正 |
| 6 | 30,000km未満 | ほぼ無傷無修正で修理の必要なし |
| 5 | 60,000km未満 | 小さな傷やへこみは有るが修理の必要なし |
| 4.5 | 100,000km未満 | 内装や外装に軽い程度の修理が必要 |
| 4 | 150,000km未満 | 内装や外装に大きな傷等があり修理が必要 |
| 3.5 | 150,000km未満 | 外装に板金が必要な大きな傷等、内装も修理が必要 |
| 3 | ----- | 内外装全面の修理や交換が必要 |
| 2 | ----- | 商品価値が低い車 |
| 1 | ----- | 改造車、冠水等の災害車、競技用車 |
| R | ----- | 修復歴車 |
| X | ----- | クラッシックカー、レプリカ、極定年式車 |
この表からも分かる通り、事故車（修復歴あり）の場合ですと、ランクが低いことからも評価点は付かないと考えた方がよいでしょう。
つまり、普通に考えると中古車としての価値はほとんどないと考えられています。
そうは言ってもあくまで評価基準の話であり実際のところは異なります。特に人気車種になったりすると、意外な金額で査定されることもあるのです。
ディーラーの下取りが安い理由
なぜディーラーの査定額が低いのか疑問に思っている方もいらっしゃるでしょう。
そもそもディーラーの本業は新車の販売です。
もちろん中古車の販売をしているところもありますが、これがメインではありませんので中古車の下取りや買取には積極的ではありません。
買い取った車はそのまま販売されるわけではなく、ここに利益や手数料が上乗せされることになります。さらにディーラーの場合には保証分を見込んでいることがあります。
これらを考慮しますとその分、査定を下げる必要がありますので提示額も低くなってしまいます。
また評価基準では、事故車（修復歴車）はきちんと直されていてもランクはRと低い位置にあります。
ですから当然のことながら査定額は大幅に下がってしまい、場合によっては0円といった可能性さえあるのです。
値段がついたとしても、新車購入による値引きの金額が上乗せされていたりして、中古車として評価されることは少ないと考えておいた方が良いでしょう。
ディ―ラ―は本当にダメなの？
ではディーラーで下取りは本当にダメなのでしょうか？
金額だけを比較してみるとデメリットしかないように思われがちですが、必ずしもそうとは言い切れません。
それは何かとなるのですが、”お任せできる”という点があげられます。
車の売買には様々な手続きが必要になることがよくあり、場合によってはわずらわしさを感じることがあるでしょう。
ですが、新車購入であれば営業担当者が必ずつきますので、下取りの手続きをすべて任せることができます。
後は新車が来たら乗り換えるだけなので、面倒なこともありません。
これをメリットと感じるのであればディーラーに依頼するのが正解だと思います。
一体どちらにしたら良いのか迷っている、あるいは少しでも高額で売却したいのであれば、おすすめの事故車買取サイトをランキング！絶対にお得な見積り査定を参考に査定依頼してみることをお勧めします。
なぜ買取業者が高額査定か？
買取専門業者とディーラーのもっとも大きな違いは、買い取った（下取りをした）後の販売ルートと言えそうです。
ディーラーの場合は系列のお店で販売をする場合が多いでしょう。
ところが買取専門業者の場合には、とても多くの販売ルートを持っており確立されています。
必要とされるところに車を売却できるので、結果としてディーラーより高額での買取が可能になります。つまり、需要があるから査定金額が上がるというわけです。
当然のことながら取引を行っている顧客の数もディーラーの比ではありません。
業者によっては日本国内だけでなく、海外とも活発に取引をおこなっています。
世界各地で需要のある車やパーツの情報を把握しているので、買取後の販売もスムーズなのです。
いつでも必要な車やパーツを供給するシステムができていることが、高価買取ができる理由とも言えそうです。
まとめ
事故車の下取りについて見てきましたが、いかがでしたか？
いくら事故を起こした車と言っても、需要のある限りは金銭的な価値はなくなりません。
また、買取り後の販売ルートをどれだけ開拓できているかどうかで査定金額には大きな開きあり、いかに高額で買取り（下取り）をしてもらうかはあなた次第です。
大切な愛車の価値を上げるためにも、買取専門業者を上手に利用するのが賢い選択と言えるでしょう。
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