事故車の処分方法について考えた事がありますか?
すぐ思い浮かぶのは、業者に依頼することだと思いますがパーツとなるとどうでしょう。
どうせ廃車にするなら使えそうなパーツだけを売ってしまった方が得と考えられます。
そんな時によく利用されているのがヤフオクですが、実際に出品したらどうなのか。
また、売買を行う時の注意点や問題点は何でしょうか?
目次
事故車のパーツはヤフオクに出品?
事故で車が廃車となってしまったけれど、オーディオやナビなどはまだ使えることがあります。
これらの装備をそのまま解体なんて勿体ない。
だったら廃車の前にパーツを売ってしまうのも一つの方法です。どうせスクラップになるのなら、外して売ってしまった方が得というものです。
そこで登場するのがヤフオクですが、ヤフーオークションではとても多くの車のパーツが取引されています。
さすがに破損してしまっていては買ってもらえないでしょうが、無傷であったり多少のキズならばそれなりの価格で売れるのです。
中には部品単体でなく、1台丸ごと売りに出しているケースも沢山あります。
もちろん購入する人もいるわけで修理のための部品取りにしたり、程度によっては直して乗ることもあります。
ヤフオクで売るのがお得な理由
ヤフオクで売るには、それなりのメリットがあるからです。
ではどんなメリットがあるのか見ていきます。
日本全国に販売ができる
インターネットによって日本中の人が見ているわけですから効果は絶大です。
昔は雑誌などの「売ります」欄に掲載してもらうしか方法がありませんでしたが、今ではインターネットで購入希望者を簡単に探すことができます。
ましてや1億人以上とされているネット人口からしても、欲しい人が出てくる可能性は決して低くありません。
価格設定が自由にできる
業者が買い取る際には、販売価格から手数料、利益などが引かれて金額が提示されます。
これが査定金額になるわけですが、ヤフオクの場合にはこの価格設定をするのは出品者自身ですから、いくらに設定しても自由ということになります。
そうはいってもいくらでもOKではなく、価格の設定が高過ぎると入札者(購入希望者)がいないといった事態になります。
ですから、金額は他の出品者を参考にして適正な金額を出すのが良いでしょう。
消費税と所得税がない
あくまでも個人売買になるので消費税がかかりません。従って申告の必要もないのです。
ちなみに車1台を丸ごと売っても、一定の条件をクリアしていれば所得税もかかりません。これはどんな車でも同じです。
その条件とは「個人の通勤用の自動車」であることですから、会社(法人用)の車になると税金がかかってきます。
この通勤用などの「生活に必要」というのがポイントで、レジャーでドライブを楽しむための車であった場合には税金がかかるので、確定申告をしないといけません。
ただ現実には車の使用が通勤用なのかレジャー用なのかまで厳しく見られていないようです。
パーツ売買の注意点とトラブル
よくあるトラブルとは何?
よくあるトラブルがクレームになります。
写真と違う、○○機能がついていない、商品の状態がよくないなどの理由でクレームがつくことがあります。
いくらこちらで説明をしても相手との感覚の差だけはなくすことはできません。
しかし落札者からすれば、イメージと違うので納得がいかない場合があるのが現実です。
こんな時によく見掛かるノークレームや返品不可といった文言ですが、これがどこまで有効かとなれば完全ではありません。
あらかじめキャンセルは受け付けませんと伝えていても、現実には返金問題に発展することもあります。
また、ほんの小さなすれ違いが大きな誤解につながることがあります。
出品者と落札者の間で意思の疎通が上手くいかないばっかりに、トラブルにつながってしまうパターンです。
エスカレートしてくると相手に対して悪い評価をしたり批判することになり、お互いに不愉快な思いをするばかりでなく最悪の場合は裁判といったことになりかねません。
知らない者同士が取引をするわけすから、こういったトラブルがある可能性が起こることは避けられないのが現状です。
トラブルになってしまったら
まず一番最初にやらなければいけないのは、落札者に連絡をとることです。
そして何が問題なのか確認します。
ここで注意したいのは冷静にな対応を心がけ、決して感情的にならないようにします。
相手が厳しい言葉を投げてくることがあるかもしれませんが、落ち着いて対応しましょう。
売り言葉に買い言葉となっては、収拾がつかなくなってしまいます。
ヤフオクのサイトでも「知っておきたいトラブル対応」が紹介されていますので参考にすると良いでしょう。
そこにも書かれていますが、状況によっては以下の手続きをおこなう必要があります。
-
- 内容証明郵便で督促する。
- 少額訴訟制度で裁判をおこなう。
- 警察に被害届を提出する
ですが、実際にはよほどのことがない限りこのようなことは起こらないでしょう。
また場合によっては、50万円を上限に補償を受けられる「未着・未入金トラブルお見舞い制度」もありますので、もしもの時には審査を受けることを考えた方が良さそうですね。
パーツ売買の注意点
ネットオークションの場合は説明文と写真によって購入するかどうかの判断をしなければなりません。
ですので、売却後にトラブルが起きないように細心の注意を払います。ちょっとしたことがきっかけとなって、大きな問題になることがあるので気を付けたいものです。
少しでも防ぐために次のことは必ず守るようにしましょう。
- 説明文に事実のみを正確に書く。
- 欠点を隠したりしない。
- 極力詳しく説明すること。
- 誤解を招く表現は使わない。
- 詳細が分かる写真を使う。
- 支払いについて明確に表示する。
- 可能なら保証期間を設定する。
細かいようですが最低でもこれらは基本になりますので、落札者に疑問や不安を抱かせないようにするのも大切です。
あまり難しく考える必要はありませんが、あくまでも中古品であることを相手に伝える必要があります。
ですから確認した内容を詳しく記載しておいた方が良いでしょう。
ポイントとしてはマイナス点はもれなく書き込むくらいでちょうどいいと思います。
高く売りたいのはわかりますが、自信がない限りあまり美味しいことは書かない方が無難です。
車ごと売却したい方はおすすめの事故車買取サイトをランキング!絶対お得な見積り査定を参考に、専門の買取業者に依頼をしてみるのがお勧めです。
まとめ
オークションは知らない者同士が売買をすることがほとんどです。
ですからトラブルも起こりやすくなります。
実際、すべての出品者や落札者が良心的であるとは限りませんし、ほんの些細なことがトラブルにつながる可能性を持っています。
まずは出品前の注意を守ること、そして少しでも不安があったら売却を見送るくらいの余裕を持って、出典にのぞみましょう。