事故を起こしてしまうと、警察や保険の手続きなどやるべきことがたくさんあります。
もし加害者になってしまったら、相手の方への補償やお見舞いといったこともしなければなりません。
もちろん破損してしまった車も修理する必要が出てきますが、まずは事故現場から移動してどこかに保管しておかなくてはなりません。
では、どこで保管するのが良いのか、そしてその費用はどうなるでしょうか?
事故車は業者で保管されるのが一般的
事故でレッカー移動するとなると、修理工場に運ばれるのが最も一般的です。
保険会社の指定工場であったり、ディーラーや知り合いの業者であったりとケースは異なります。
もしレッカー業者を警察が手配したとすれば、提携先の業者によって保管されます。
ただし事故車のレッカー作業は警察に依頼すると有料?自分で手配すれば無料?にもあるように移動費用は割高になるかもしれません。
通常は修理がおこなわれるまでの期間は業者が預かってくれるので保管場所に困ることはないでしょうし、自分の土地に置いておくスペースがあるならばそれでも問題ありません。
たとえ自走できない状態であっても、現場にずっとそのまま放置されることはなく必ず撤去されます。
そうは言っても全損になってしまったら処分に困ることがあるでしょう。
そんなときはおすすめの事故車買取業者をランキング!絶対にお得な見積り査定を参考に売却するのがおすすめです。
移動先は基本的に誰がレッカーを手配するかによって決まり、どこにも保管されないということはまずありませんが、無償で保管できる場合とそうでない場合とがあります。
特に長期間になると簡単には保管してくれませんので、自分で駐車場を借りたり業者に費用を支払って保管してもらう必要が出てきます。
保管料金の支払いは誰で相場は?
では事故車の保管費用はどうなるのでしょうか?
現実には一律いくらといった基準はありませんが、1日当たり1,000円~3,000円程度といったところでしょう。
つまり全ての業者が無料というわけではないので注意した方が良いです。
1日当たりの保管料が決まっている業者も多いので、必ず確認しておくようにします。
仮に1日の保管料金が2,000円とすると1週間で14,000円にもなってしまいますから、希望する業者でない場合には早めの移動が必要です。
ただ一般的にはその業者で修理を依頼した場合には保管料を請求されないことの方が多いですが、費用が発生した場合には、あなたが負担する可能性があることも知っておきましょう。
事故の被害者であった場合には相手に対して請求ができるでしょうが、あまり長期間に渡って保管させるのは好ましくありません。
状況によっては保管費用が全て自己負担になるとも限らないからです。
自動車保険の適用は可能か?
保管料の全てを自分で支払うとなったらとても大変です。
そこで考えられるのが保険でカバーできないかということです。
保険会社指定の業者で修理をした場合には、修理費用の一部として認めてもらえる可能性が大きくなります。
ただしこれを決めるのは保険会社ですので、必ずしも補償されるわけではありません。
また、自分で業者を選択して依頼した場合には、補償される確率が低くなると考えておいた方が良いでしょう。
その他にも必要以上に長期間に渡って保管された際の保管料の支払いは拒否されることがあるのです。
修理もしない、買い替えもしないといった状態でいつまでも置いたままにされては、保管する側にも迷惑がかかってしまいます。
事故車がなんらかの理由で証拠として保存しなければならないなど、正当な理由あっても補償が認められないケースも出てきますので注意が必要です。
まとめ
事故といってもその程度は様々で、自走できることも多くあります。
レッカーで業者に運ばれた場合もそうですが自分で持ち込んだ場合にも、修理はどうするのかの判断を短期間でした方が良いということになります。
あまり長期になるとびっくりするくらいの費用を請求されることもあり得ます。
必要な手続きが終わったら、むやみに先送りしたりしないで早めに決断するようにしましょう。