あなたは車の修理をどこでおこなっていますか?
ディーラーでやっている方、知り合いの修理工場に依頼している方など様々でしょう。
でも、万が一事故に遭ってしまった場合の修理については、考えたことがないという方がほとんどだと思います。
そんな時、一体どうしたら良いか迷ってしまうかもしれませんね。
今回はそんな万が一の時の業者の選び方やメリット、デメリットについて見ていきます。
目次
事故車の修理はディーラーが一番?
車の修理ならどこで直しても同じイメージを持っていらっしゃる方がいるかもしれません。
ですが、実際にはその違いが大きくあらわれることもあるのです。
では、どんな違いがあるのか?ディーラーに修理をお願いするのが本当に良いのか考えてみましょう。
ディーラーに依頼する理由
ディーラーに依頼する最大の理由は安心感ではないでしょうか。
これには任せておけばすべてやってもらえる点とメーカーの直系というイメージもプラスになっているかもしれません。
サービスにおいても損傷を受けた箇所だけでなく、場合によってはその周辺までチェックしてもらえることもプラスになっているでしょう。
確かに期待し過ぎてはいけませんが、全部を任せられれば不安にならずに済みます。
ただ、本来ディーラーの主な業務は自動車販売ですから、板金塗装はほとんど外注(板金塗装業者)を使っています。自社工場を持っているところは少ないのが現状です。
ですので信用できる業者を知っていれば、そこにお願いすれば済んでしまいますので必ずしもディーラーである必要はないのかもしれません。
そうはいっても、実際に板金塗装をする機会は少ないでしょうから、どの業者にすれば良いか選択が難しい場合にはありがたい存在といえます。
板金塗装の質は高いか?
ではディーラーにお願いした場合、仕上がりの問題はないのでしょうか。
現実にはディーラーが自社工場で板金塗装まで行っているところは少ないのですが、依頼する業者に関しては満足できるレベルのところを選んでいると考えられます。
理由としては、もしレベルの低い業者に外注したりすると、後々クレームにつながる可能性があるからです。
もちろん業者側としてもこの点は理解しているでしょうから、そういう意味では任せても問題ないと考えられますが、現実は業者によって差があるのも事実です。
業者にとってもクレームはマイナスポイントですから、品質や要望など問題が起きないように心がけているはずです。
仮にクレームが付くような状況になった場合でも、ディーラーを通した方が対応もスピーディーで確実と言えるでしょう。
保険会社の提携工場とディーラーの違いは?
では保険会社の提携工場とディーラーではどのように違うのでしょうか?
これは実際に経験がないとその違いが分かりにくいかもしれません。
その他にも自分で業者に依頼する場合もあるでしょう。
これらを含めて、それぞれメリットとデメリットについて見ていきたいと思います。
提携工場に依頼した場合
まずは提携工場のメリットを見ていきます。
これは第一にディーラーと比較して修理代の安さがあげられます。
保険会社の場合はどうしても費用(保険金の支払い)を抑えたいので、安い金額でも対応ができる業者に依頼しているはずです。
その他にもメリットとしては保険会社との提携によって、代車のサービスや引き取りや納車が無料といった有難いサービスがあったります。
ですが反対にデメリットもあるのです。
肝心な修理代を抑えられてしまいますので最も大切な仕上がりも気になりますし、こちらの希望やクレームが受け入れてもらえるか分かりません。
保険会社が受け付けてくれず、業者からは「指示された通りに修理した」と言われてしまえばそれ以上どうしようもありません。
ましてやその業者のレベルが始めから分かっているわけではないので不安になることもあるでしょう。
ディーラーに依頼した場合
ディーラーのメリットもあります。
前にもあげましたが、すべてを任せられるので比較的安心していられる点です。
それと納期が守られているので、ほぼ約束通りの日時に受け取ることができます。
また修理の依頼は担当者がやってくれるので、最初に確認するだけであまり手間がかからないのも便利です。
反対にデメリットですが、費用が割り高になるということがあげられ、状況によっては自己負担が増える可能性があります。
私たちが直接業者に頼むのと比べると、マージンを取る分だけ高額になっており10%~15%程度は高く設定されています。場合によっては20%以上になることもあるようです。
例えば50万円の修理代がかかったとして、5万円~7万5000円ほどアップすることになってしまいます。
これは業者への指示や仕上がりのチェックなど、細かな対応をしてもらう管理費用と考えておきましょう。
自分で業者に依頼した場合
保険会社の提携工場でもなくディーラーでもない場合もあると思います。
例えば知り合いであったり、人からの紹介によって一般の修理工場(板金塗装業者)で直すパターンもあるでしょう。
その場合のメリットは丁寧な修理が期待できる・費用を抑えられるという2点です。
普通に考えたら知っている相手に対していい加減な修理はしないでしょうし、高額な費用をふっかけるようなことはあり得ないと考えられます。
一度評判が悪くなるとお客さんは離れてしまいますから、良心的な仕事をしてくれる期待はできそうです。
デメリットそしては、知り合いということでクレームを付けにくかったり、”なあなあ”になる可能性があるかもしれません。
ここをもうちょっと直してもらいたいんだけど言えなくて妥協してしまうといった場合もないとは限りません。
まとめ
保険でどれくらい補償してもられるかも気になりますが、いかにきれいに直るかが大切です。特に新しい車の場合には、ディーラーでない業者に依頼するのを少しためらってしまうかもしれませんね。
そんな時は、あらかじめどこに依頼するのか基準を作っておけば良いと思います。
例えば「簡単な修理なら知っている業者に直接お願いする」、あるいは「修理はすべてディーラーに依頼する」などあなた基準です。
事故は起こさないに越したことはありませんが、万が一の時に迷わないように決めておくのも良いのではないでしょうか。
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