あなたもニュースなどで警察が現場検証の際に写真を撮っているのを見たことがあると思います。
ですが、一般の私たちでも交通事故が起きたら撮影をしておくべきなのでしょうか?
普段はそのような機会がないので、あまり考えた事がないかもしれませんね。
ここではもし事故を起こしてしまったり、事故に遭ってしまった際の写真の必要性について考えることにします。
事故の現場写真は自分で撮影すべきか?
万が一事故を起こしてしまった場合、現場の写真撮影は必要か?
それとも不要なのでしょうか?
答えから言えば「撮っておく必要がある」です。
でも写真は警察が撮影するから要らないのでは?とついつい考えがてしまいそうですがそれは違います。
警察はあなたのために写真を用意するわけではありませんので、自分に必要な写真は自分で撮影する必要があるのです。
人身事故の場合、刑事事件となり警察の写真はいわゆる捜査資料になりますので、その目的が処罰をするためのものと考えた方が良いでしょう。
例えば起訴したり罰金を課すのに必要な資料となります。
一方、物損事故では民事事件になりますので基本的に罰金や違反点数が引かれることはありません。
ですから警察では飲酒運転やスピード違反といった道路交通法に違反していなければ、十分な内容の検証や写真撮影がされないこともあるようです。
また保険会社の場合、現場検証することはまずありません。ということは保険会社に写真の提供を求めることはできないでしょう。
ただし事故の相手方や代理店が撮影している場合があります。
代理店によっては、事故現場まで行ってくれて写真撮影等もすべて対応してくれます。
実際に保険会社が写真を撮るのはその後の段階からになり、この時にアジャスター(車の状態を調査する人)によって破損状況がチェックされます。
ですから出来る限り自分でも写真を撮るのベストですが、ケガをしてしまった場合などはそれも困難かもしれません。
そんな時には、同乗者がいたらお願いしておくと良いでしょう。
現場写真を撮影するときの注意点とは?
自分で写真を用意できなかったら、必要に応じて警察に提供をお願いすることもあるでしょう。
ですが警察では基本的に公開していないため、弁護士に依頼して開示請求をします。しかし任意のため応じてくれるかは分からないのが現状です。
ただ裁判となった場合には、裁判所からの連絡により提供してもらえる事があるようです。
そうは言っても公開を拒否される可能性があるのならば、やはり自分で写真を残しておくことが必要になります。
いざという時に証拠がなければ話になりませんからね。
後で交渉する際に必要になることもあります。
撮影しておきたいものは以下になります。
- 車全体(ナンバー含む)
- 破損個所
- 破損した部品
- ブレーキ痕やスリップ痕
- 事故現場の周囲
- 交通量や道路の状態
この中で破損した部品がありますが、周辺に散乱しているかもしれません。それらもなるべく撮っておいた方が良いでしょう。
できることなら同じ箇所でも角度を変えて撮影しておきます。
写真は携帯電話でもかまいませんので撮影しておきましょう。きれいな写真は難しいかもしれませんが、できるだけ丁寧にたくさん残しておきましょう。
そうすれば交渉のときに役立つこともあるはずです。
まとめ
写真を撮っておくと交渉がスムーズに進むことが多くあります。
交渉事は自分で納得のいく結果で終わりたいものです。
そのためには警察や保険会社の撮影した写真でなく、自分でも撮っておく必要があります。
確かに事故を起こしてしまったら冷静に対処するのが難しいかもしれませんが、いざという時に自分がどんな行動をとるべきかは知っていた方が良いでしょう。
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