事故を起こしてしまうと車の処分に迷うこともあるでしょう。
直せる状態ならまだいいのですが、全損となったら廃車にしないといけません。
いつまでも自宅や修理工場に置いておくと費用もばかになりませんので、早いタイミングで処分をおこないたいものです。
そうは言っても、少しでもお得に済ませるのがベストでしょう。
ここではディーラーで廃車してはダメな理由の他に、事故車買取専門業者の情報もお届けします。
目次
事故車の廃車と処分はどうするのが良いか?
どうせ事故車なんだからどこで処分しても同じだと思っていませんか?
ついつい諦めがちになってしまいますが、実は大きな違いがあります。それが手続きや処分の費用といったお金に関してです。
特に買取りとなると金額に大きな差が生じますので、正しい選択をしないと”失敗した”と後悔することになります。
事故車の処分をおこなう場合、「専門業者に依頼」、「ディーラーに依頼」、「自分自分でおこなう」それぞれにメリットとデメリットがあります。
事故車買取業者へ依頼するのがベスト
メリット
最大のメリットはお金がもらえることです。
ただし、これは廃車にするだけでなく買取をしてもらった場合の話です。
事故車を廃車にしたら処分をしないといけませんよね。
そんな時は買取業者に依頼するのが最も効率的ですし、ほとんどの事故車の場合はお金になります。もちろん冠水車(水没車)や不動車でも同様です。
その理由として専門業者の場合はディーラーと違って、買い取った車を販売できるルートが確立しています。たとえそれがスクラップになるとしてもです。
つまりお金になるというわけです。
また、業者によっては重量税や保険の還付もしてくれるので、さらに高額で買い取ってくれる可能性があります。
デメリット
デメリットは特にないのではないでしょうか。
手続きは業者に任せることができますし、おすすめの事故車買取業者をランキング!絶対お得な見積り査定で紹介している買取業者なら間違いないでしょう。
当然ながら実績もあります。
車の状態があまりにも悪ければ買取額はゼロになるかもしれませんが、ディーラーのように高額な処理費用を請求される心配はまずありません。
どこに依頼したら良いか迷ったときには、1社だけでなく3社程度は必ず見積もりをとって比較しましょう。
ディーラーは金銭的メリットが少ない
メリット
最大のメリットと言えるのは、担当者と話すだけでほとんど手間がかからない点です。
後はすべてディーラーがやってくれますので、細かいことは気にしない方にとっては良いのかもしれませんね。
面倒なことも特にありませんので、最も楽な方法と言えます。
ただディーラーは販売がメインですから、買取や廃車といったことに積極的でありません。もちろん新車購入となれば話は別で、それなりの対応はしてくれます。
新車に買い替えとなると、納車になるまで無償で代車を貸し出してくれることもあります。
デメリット
場合によってはこちらの方が大きいかもしれません。
その理由はお金がかかる点にあります。書類作成から申請まで全て代行してくれるのですが有償となるのが普通です。
廃車するだけでも10,000円~20,000円ほどの費用がかかると考えておきましょう。
さらに処理(スクラップ)費用や引き取り費用も支払わないといけないこともあり、この金額が大きなな負担になることがあります。高ければ50,000円以上になる可能性もありますので確認が必要です。
車の状態など条件次第では無償で引き取ってくれることもありますが、多くの場合には費用が発生するものと考えておいた方が良いでしょう。
自分で手続きをするには時間が必要
メリット
自分で廃車する最大のメリットは費用が少なくて済む点です。
それと廃車にすると税金や保険が返ってくる!意外と簡単な手続きと金額は?で説明しましたが、税金と保険が返ってきますので全額受け取れます。
あなたが支払う費用はわずかな額ですし、手続きそのものは、それほど難しくはありません。
デメリット
反面デメリットもあります。
それは廃車手続きを終わった後の問題ですが、廃車しても車は残ってしまいます。
もちろん処分しなければいけませんが、費用が発生する可能性があります。解体業者によってはスクラップするのにお金を払わないといけない場合があります。
また、中には引き取り費用(レッカー代)も請求されることがあります。
買取をしてくれる業者もあるでしょうが、依頼する前に確認しておくのがベストでしょう。
事故車の価格はどうやって決まるの?
事故車の査定の仕方は少し特別と言うことができます。
通常の中古車であればオークションやレッドブックなどで相場が決まりますので比較的査定の開きが少ないのですが、事故車となると状況が異なります。
事故によって受けた損傷の程度に左右されるのはもちろんのこと、その車の需要や人気、取り扱い方、処分の仕方によっても大きな差が生じます。
たとえばA社はスクラップ扱いであっても、B社は中古部品として価値を見出している場合があります。
これは単純に考え方の違いではなく、事故車を”商品”として販売できるルートやシステムがあるかどうかも大きく影響しており、金額に大きな差が出ることは珍しくありません。
どうしたら高く買い取ってもらえるか?
いくら事故車と言っても大切にしていた愛車を手放すのですから、できるだけ高く買い取ってもらいたいと誰もが思います。
少しでも高額で売れれば車買い替えの際にもプラスになります。
ではどうしたら良い査定が得られるでしょうか?
同業他社で競合させる
競合と言ってもどうすればいいの?と思うかもしれませんが、決して難しいことではありません。
数社の買取専門業者に依頼するだけのことです。
あまり数が多くなると対応が面倒になりますので、概ね3社ほどに依頼してみるのがおすすめです。もちろん、もっと多くても大丈夫という方は5社以上でもかまいません。
その中から最も条件の良かった業者で売却を考えましょう。
もちろん、ここで紹介している業者での査定は無料ですので安心してください。
業者と価格交渉をおこなう
いくら同業であっても買取価格は同額ではありません。
業者によっては数万円~10万円以上の差が出ることも珍しくないのですが、そのまま売却先を決定するのは少し待ってください。
実は交渉の余地がまだ残されており、場合によって査定額が逆転することもあります。
ですから、査定依頼をした業者からの見積もりが出揃ったところで交渉をしてみましょう。
確実に増額されるとは言い切れませんが、納得できる金額になることもあります。
注意点としては、査定した業者の中で最も高かった金額で1度だけ交渉してみましょう。最高金額にプラスαしてもらえる可能性があります。
ただし決してしつこくしないで、もしダメなら素直に諦ることも大切です。
まとめ
事故車の廃車方法は大きく分けて3つありますが、メリットもあればデメリットもあります。
ただ、廃車になるほどのダメージを負った車は必ず処分が伴います。
それを含めて総合的に判断すれば、事故車買取業者に依頼をするのがもっとも確実な方法かもしれません。
上手な選択をして余計な出費はしないようにしましょう。