もし交通事故で車が破損してしまったら、あなたならどうしますか?
売却してしまう方もいれば、大切な愛車なので修理して乗り続ける方もいらっしゃると思います。
でも乗り続けるとしたら、気を付けなければならない点があります。
それがメンテやリスクですが、修理が終わったからといって完全になくなるわけではないのです。
事故車を乗り続けるための注意点
メンテ費用とリスクは自分持ち
いざ事故に遭ってしまうと、状況によっては直そうかどうしようか迷ってしまいます。
特に破損がひどかった場合には、買取してもらって他の車に乗り換えることもあるのではないでしょうか?
事故によって修復歴がつくと、当然のように査定も下がってしまいます。
それならこのまま乗り続けたほうが良いと思っても、気分的にスッキリしないといった場合もあると思います。
ですが、ここで大切なのは今後のメンテやリスクを考えておくことです。
それが出来ないと、何かあったときに止めておけば良かったと後悔することになりますからね。
事故の際の修理は保険で対応できるでしょうが、ここでしっかりと直っていないと数か月後になって問題が起きても誰も補償してくれません。
必ずしもそうなるわけではありませんが、そのリスクは完全には消えませんし、メンテ費用も発生する可能性があることを覚えておきましょう。
最悪の場合は売却も考えないといけないかもしれませんが、おすすめの事故車買取業者をランキング!絶対にお得な見積り査定で査定してみるのも方法です。
事故車でも価値があることが分かると思います。
修理業者は慎重に選ぶことが大切
そのリスクを少しでも減らすためには、より完璧に修理することが必要です。
修理業者の中には技術的に不十分であったり、利益を優先して修理がおろそかにする者もあります。
こういった業者に限って言い訳をしたり、何等かの理由を付けてごまかそうとするものです。経験がある方もいるかもしれませんが十分に注意してほしいと思います。
ではどの業者を選べば良いのでしょう。
1.ディーラー
ディーラーの場合、メーカーの看板がありますからお客さんに信頼されないといけない立場にあります。
お客さんはディーラー=メーカーのイメージを持っているため、万が一いい加減な修理をした場合には一気に評判が下がってしまいます。
板金塗装の外注にしても、選ばれた業者に依頼しているわけですから、その点では安心できると言えるでしょう。
デメリットとしては費用が高いことがあげられます。
2.友人・知人などの紹介
ディーラ―の他には紹介によるものがあります。
友達や知り合いが過去に依頼したことのある業者で、技術面を含めて対応の良かったところを紹介してもらうのがいいです。
すでに実績があるわけですから、紹介者が信頼できる人であれば問題ないでしょう。
もしも大ざっぱな紹介者であれば7割程度の出来でも良かったと言うでしょうが、反対に几帳面な人ならば仕上がりが悪いとお勧めしないはずです。
出来るだけ多くの人から情報を集め、その中から判断するのが良いと思います。
最も気を付けたいのは保険会社の指定など、まったく知らない業者への依頼です。
保険会社の紹介だからと言ってすべてが悪いわけではありませんが、費用を抑えるためにそれなりの修理になってしまう場合が考えられますので要注意です。
それに実績がわからないので、果たしてどの程度直るかどうかも判断できないでしょう。
全て任せきりにするのは絶対に避けたいものです。少なくとも修理前に業者まで足を運び、実際に話をして確認しておくべきだと思います。
事故後も維持費やメンテが必要な理由
車の破損は修理したからといってそれで終わりにならない場合があります。
それは事故の後遺症とも言える不具合です。ある意味付き物なのかもしれませんが、後々になって問題が発生することがあります。
これは事故当時には分からなかった損傷や歪みなどの影響ですが、例えばガタガタと異常な振動がする、ギシギシときしむような音がするといったものです。
その他にも雨の侵入や乗り心地に違和感を感じる、走行性能の悪化などの症状もあります。
修理するとなるとお金がかかりますし、アライメントの点検や調整などのメンテナンスが必要になったりします。
修理後に発生した問題(クレーム)については保険会社は取り合ってくれませんので、修理をおこなった業者との話し合いになるでしょう。
ですが仮に修理に応じてもらえたとしても無償になるとは限りませんので、新たな出費につながる可能性も出てきます。
ましてや大がかりな修理が必要となったら、修理代もばかにならない位掛かってしまうことも考えておかないといけません。
これはあくまでも可能性の話ですが、もし現実となった場合にはそれを直すための維持費も必要になるということです。
前回はここを直した、今回はあそこを直した、なんだかんだで結局全部新品に交換といった状況に陥ることも考えられます。
まとめ
いくら大切な愛車といえども、事故の程度によっては手放すことも考えた方が良いと思います。
ちょっとしたキズやへこみであれば気にする必要はありませんが、数十万円も修理費用が掛かる場合には冷静に判断するのがベストでしょう。
大きな事故になればなるほど、その時には分からない損傷を受けているものです。
損傷が大きい場合や自分で判断がつかない場合にはプロに相談するなど慎重に検討して、あとあと余計な出費がないように注意しましょう。